人気沸騰!ミルキッシュ・キャラメル☆菓子sパトリー
菓子sパトリーといえば、ミルキッシュジャム!
と言われるほど、今やお店の代名詞となっているミルキッシュジャム。
先月東京に行った際に、ミッドタウン内のスーパーで販売されているのを見て、
関西だけでなく、全国的なんだぁと嬉しく思っていたのですが・・・
後日関西ローカルの情報番組で、このミルキッシュジャムを使って
ミルキッシュ・キャラメルを製造する過程がレポートされているのを見てびっくり!
通販でもかなりの個数販売されている人気商品なのに、
ジャムもキャラメルも少人数で手作りされていたんです。
その丁寧なお仕事ぶりに感動した私が、
どんな所で作られているんだろう・・・と興味を示していたところ、
キューピットさんの計らいで、見学させてもらえることに!
早速ラボの方にお伺いさせていただきました(*^^*)♪
実はこのミルキッシュ・キャラメルは、
ミルキッシュジャムからつくられているんです。
(そうなんだぁ・・・とTVに話しかけちゃった私^^;)
という訳で、まずはジャムのお話を聞かせていただきました。
このミルキッシュジャムが作られる以前は、
いわゆるフルーツのコンフィチュールのみを作られていたそうなんですが、
その頃から、なにかお店の看板商品になるようものを
と考えられていた田中シェフ。
ちょうどそんな時(2004年夏)雑誌ブルータスから
「日本一のおいしいお取り寄せ」という特集にエントリーしないかとの
オファーを受け、ジャム部門にこのミルキッシュジャムの前身である
ミルクジャムを出品されたそうなんです。
すると、なんと・・・グランプリに輝くことに(*^^*)☆
さらにその後、今回キャラメルが紹介されたのと同じ番組で、
このジャムの製造過程も紹介されたことで、
注文個数が一気に200倍に(◎◎)
この頃はまだミルキッシュジャムは
田中シェフしか作ることができなかったので、
3ヶ月間はお一人で作られていたそうですが・・・
さすがに生産が追いつかなくなり、暫く通信販売での販売を休止。
シェフ以外の方も作れるように、生産体制を整えて、いざ再開!
再開した途端に、デイリーチャート2位に躍り出る人気ぶりだったそう。
(その日の1位は、ipodだったんですって)
こちらは出来立てをいただいた、ミルキッシュショコラ。
ヴァローナ社のピュアカライブ入りで
キャラメルテイストと芳醇なショコラテイストが同時に堪能できます。
とろろ~んというテクスチャーを想像してたんだけど、
まるでショコラバターのような濃厚な口あたりなんです。
お口に入れた瞬間は、まったりと濃厚なんですが、
スーっととろけていく速度に、上質のバター感が表れています。
このままスプーンですくっていただいても充分美味しいんだけど、
田中シェフのお薦めは、山食パンにミルキッシュジャムを塗り、
バナナを並べ、シナモンひと振りしてホットサンドに!
この食べ方は、ブルータスの審査員でらしたケンタロウさんのお薦めなんですって!
パッション、ゆず、ジャンドゥージャ、珈琲、紅茶、
抹茶、塩などなど、私がお伺いしたラボの方には、
このミルキッシュシリーズだけで12、3種類並んでいたかしら。
実はこの‘ミルキッシュ’という言葉は、英語には存在しないそう。
ブルータスに紹介されたときは、ミルクジャムだったんですが、
なにかもっと印象に残るネーミングをということで、
ミルキー、ミルミルなど色々考えられた結果、このミルキッシュに!
ミルキッシュ・・・とってもチャーミングな響きで、
他にない言葉だけに、一度聞くと忘れませんよね♪
またこのキュートなフォルムのボトルは、
「ガラスびんデザインアワード」で優秀賞を獲得した逸品。
手の中にすっぽりおさまる、丸みを帯びたラインと
花びら(熊の手?)のような、瓶底のデザインが素敵ですね。
キャラメル作りの前半は、このミルキッシュジャム作りになる訳ですが・・・
しっかりTVを見ながらメモっていました~(^^)v
この銅鍋でコトコト、コトコト炊き上げられるんです。
北海道産の濃厚な牛乳と練乳、砂糖、タヒチ産バニラを
強火で煮詰めていきます。
吹きこぼれないように加減するのが、まろやかな味に仕上げるポイント!
2時間ほど経過したら、泡だて器に持ち替えて。
鍋底から大きな泡が出てきて、106℃になったらジャムの完成です!
田中シェフは、この温度を手に伝わる感触で見極められるそう。
この按配が風味、香り、口溶け、全ての鍵を握るんですね。
ひと鍋で一度に20~30本、これが9鍋なので
一度に250本ほどが出来上がるそう。
(ずら~っと並んで、少しずつ時間差で作られるそう)
大人気で出荷に追われる現在は、これを1日2回。
合計500本ほどを作られているそうなんです。
1クール3時間、2クールで6時間・・・
暑い中、本当に気の遠くなるような大変な手作業ですよね。
こうして手間と愛情をかけて、ひと瓶、ひと瓶仕上げられていくんですね(*^^*)♡
さぁ、いよいよキャラメル作りです。
ミルキッシュジャムに北海道産のバターと水あめを加え
強火で煮詰めていきます。
ジャムのままの状態で固めると、甘すぎてキツイ味になってしまうそう。
120℃になったら、余熱で121℃まで上げ、
型に広げて冷やしていきます。
ジャム同様、微妙な火加減がポイントなんです。
そしてちょっぴりボリュームのある3cm四方にカットしていきます。
ジャムが出来上がった段階から、30~40分で出来上がりです。
ミルキッシュジャムが人気を博して暫くすると・・・
ミルキッシュジャムは、何かと合わせて食べないといけないので、
田中シェフはもっと気軽に、ジャムの美味しさをダイレクトに
味わってもらえるものはないかと考えられたそう。
そこで考案されたのがこのミルキッシュ・キャラメル☆
1年間試行錯誤を重ね、やっと今年完成されたそうなんです。
でも実は昨年末雑誌の取材を受けられたときすでに、
今年はこのミルキッシュ・キャラメルでいきますよ~!
と公言されていたんですって。
まさに今ブームの、生キャラメル人気を先取りしていた訳ですね!
このキャラメルも、番組のOA以降人気が急上昇し、
現在は1日3000個ほど作られているそうです。
キャラメルの形を保つのに、ギリギリの柔らかさに仕上げられた
このミルキッシュ・キャラメルの最大の魅力は、
スッととろける、新食感の口溶け(*^^*)
ミルキッシュジャムの濃厚な甘味がギュッと凝縮されていながら、
この口溶けのよさから、しつこさが感じられないんです。
バニラビーンズの香りの余韻とバターのコクが、
溶け消えてしまった後も。贅沢な時間を演出してくれます。
田中シェフ曰く・・・
「口の中にある間、至福の美味しい時間を楽しんでください」とのこと。
写真はミルキッシュ・キャラメル、抹茶、粟国の塩の3テイストがセットに。
1粒120円というのは、キャラメルとしては高めだと思いますが、
高いと思って購入しても、その美味しさの理由が
必ず分かっていただけると思いますとのこと。
3cm四方の一粒に、上質の素材、そして手間ひまかけた想いが
ギュッと凝縮されているんですものね。
さらにちょっぴりお腹がすいたのでいただいた
このミルキッシュロールの美味しさに感動しちゃいました(*^^*)☆
しっとりふわふわのシフォン生地でシャンティを巻き込んだ
シンプルなロールケーキなんですが、
生地とクリームの間に塗られている、
塩ミルキッシュジャムが効いてるんです!
生地とクリーム両方に存在感があるのに、両者が喧嘩せず、
さらに塩味のジャムが全体をキュッと引き締め、大人テイストに!
ラボにはカット売りしかなかったので、今度本店で1本買いしなくっちゃ!
ミルキッシュジャム→ミルキッシュ・キャラメルと
新展開も大成功をおさめられた田中シェフ。
実はすでに次なる展開も試作を始められているんです。
もう!とっても楽しみな内容です(*^^*)♪
ミルキッシュジャムがどんどん変化して、
進化を遂げていくんですね~。
でもその前に、菓子sパトリー本店さんの方では
7月末から、このミルキッシュジャムを使ったパフェが登場するそうです!
ミルキッシュジャムやキャラメルを購入するためだけに
直接お店に来られる方も多いとのこと。
そんなお客様に、是非ケーキやパフェも味わって欲しいとのことで
新作を色々考えられているご様子・・・
この暑さの中、あの坂を上りきる自信がちょっぴりないんですが・・・
絶対に私もお伺いさせていただきますね~(*^^*)♪
店名:菓子sパトリー
住所:兵庫県神戸市中央区二宮町4-20-5(ホテルピエナ神戸1F)
電話:078-272-3366
定休日:年中無休
営業時間:10:00~19:30 ラストオーダー (土日祝は9:00~)
by yukichocolat | 2008-07-15 00:00 | sweets(兵庫)